単身三島暮らしでは春、蕗と蕗の薹三昧だった。
すっかり蕗が大好きになった。
そのお陰で風邪知らずで過ごせたのかも。。。
私の入職後に入られた同期の同僚から
庭で採れたと春に何度もたくさんのおすそ分けをいただいたのだ。
ある時は蕗を収穫したことない私や同僚をご自宅へ招いてくれて
蕗の薹や蕗収穫イベントを行ってくれた。
楽しく嬉しかった。

採れたて新鮮な蕗を頂いた日は勤務を終え帰宅すると
早速、束の蕗を鍋に入る大きさに切り
板ずりして大鍋で茹で水にとり
無心で筋を剥く作業が何とも癒されたものだ。
唐辛子を効かせた蕗の炒め煮が大好きで何度も作った。

定期的に家族のところに帰っていたので炒め煮を手土産に出来て嬉しかった。
そして自宅に帰るタイミングに蕗の根をたくさん私に持たせてくれたのだ。
植え付けたのが2年前。
昨年春は三島から家族のところへ帰省時に蕗の観察を忘れていた。


今年3月庭に蕗の薹を見つけて心から感動
健気で愛おしくて
同僚との蕗の思い出も蘇り
少量の蕗味噌も
今年の春の贈り物

それから、ひと月し蕗は葉を広げて少しずつ増えていき
2年の間に見えない地下でしっかり根付いてくれていたことを感じる。

蕗の薹と蕗のエピソードを便りし、とても喜んで頂き喜びを分かち合った。
蕗がくれた幸せに感謝する。


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teruko

マザーテレサの書物に出会い看護師を志し30年勤務。8歳年上のエキセントリックな夫と老犬1匹の穏やかな暮らし。3人の子どもたちが通うシュタイナー学校を通して人智学に触れる。コロナ渦を機に単身三島暮らしを決意。2年9か月の富士山に抱かれた三島暮らし。自然の恵みとかけがえない気付きを得た、そのプロセスと日々の暮らしを綴っていく。   

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